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若かったらこうしたい、という事を今したい

NYは春なのに、気温も3℃になったり、とても落ち着かない天候となっていますが、私個人は元気に過ごしています!

4月もいくつかパフォーマンスの機会があるのですが、
4月13日(水)

再びアポロシアターの舞台に立ちます。

2011年から5年、もう12回くらい出ているのではないか、と思います。多分ソロダンサーとしては一番出場してるんじゃないかな、と自分でも思います。というのも、同じ舞台に出続けるっていうのはある意味で必要ない事だったりするのです。それが競技者として、であればなおさら。

でもこの舞台はやっぱり特別で、ここで踊る為にNYに来たという一つの当初の目的もあります。常に自分を初心に帰させてくれる場所でもあります。もしお時間がありましたら、是非お越しくださいませ!

髙橋大輔さんは2年前に競技者からは引退を決意したそうです。8歳から20年以上も競い合ってきたのですから、まだ30歳と若いですが、それだけずっと続けて来た事は本当に驚嘆に値します。僕もダンスに出会ったのは18歳で、しかも3年も踊ってなかったですし、そう考えたらまだ10年目。

何かを創りだすという作業は、何物にも代え難い。というのはこればかりは集中して考えないとアイデアが出て来ないからだ。音楽を聞きながら、何か他の作業をしながらでは、素晴らしいアイデアが浮かばない。単発でインスピレーションを受ける事はあるけれど、もっと深く詰めて作品として完成させる為には一つの事に没頭してアイデアを捻出する必要があるのです。だから頭の中のリトル中澤にフル活動してもらわなければならない。

これは生き方にも言えると思う。なぜなら適度な忙しさは大切な事を考えなくていいという、都合の良い理由になるからだ。それが大きな問題で、自分も含め、多くの人に欠けているものでもあると思う。忙しい事を理由に大事な人や事を失って来た過去が自分にもあるから。

でも、その考えて、悩んで、時間をかける過程を踏まなければ、なかなか自分を次の階段に上らせる事は難しいと感じます。でもその余計とも取れる、extra workを行う事によって、新しい境地が見えてくる、と信じています。少なくとも考えなくては見えてこない。イメージもできないのに、それが叶うわけはないし、叶ったとしてもそれは本当の偶然で続かない。だから僕は宝くじ的なものは好きではない、自分の力で得たものじゃないものに興味はないんだ。

今回アポロシアターに再びチャレンジするのも、その一つ。自分の新しい可能性を広げる為。そのために失うものもあるけど、そんなのたかがしれている。
また今回の挑戦が一区切りつけば、今度はまた日本での挑戦が始まります!6月、9月に一時帰国する予定ですので、また見た事無い人や場所に行きたいと思っています!過去に会った人もまた再びお会いできる事も楽しみです♪是非ご連絡頂けると嬉しいです!色んな人と想いを共有して、一人でも多くの人の輝いている人生の瞬間を間近でもっと見たいから。

若かったらこうしたい、という事を今したい。
10年後、『あの頃は若かったな。。。』
というだろう。でも、10年前の自分にもそう思う。つまり考えかた次第で感覚は変えられる。


誰でも今この瞬間が若くて、誰でも今この瞬間が一番歳を取っている。
Today is the oldest you’ve ever been, and the youngest you’ll ever be again.


今しか出来ない事、というよりも今しか出会えない人、物、事、何かに出会いたい。
今の所、6月、9月に帰る予定です!


ー画像粗いですが、講演の一部模様です。
https://www.youtube.com/watch?v=RMu0I1gxu98&list=PLAx9_EDjuIaehqnEwpwcwZCzt8bttgCQf&index=1

それでは良き4月をお過ごしください!!