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【今しか出来ない事をする一つの方法】

【今しか出来ない事をする一つの方法】
【There is nothing I can do but do it now】


5月になり、平成も終わりました!
昭和生まれの自分としては、青春の大部分を平成と共に歩んできましたが、
新しい年号は、それを上回る大青春を過ごした、と次の年号の時に言う事のできる時代を送りたいと思います。

今月は桜の季節という事もあり、週末は特に様々な場所でイベントが行われていました。
僕もワシントンDCの桜祭りというイベントに参加させてもらったり、ニュージャージーにあるお祭りのイベントでもパフォーマンスを行いました。
また、毎月開催している、NYエンタメの会なども開催したり、有難い事にたくさんの場所で自分を表現する機会を頂きました。  

そして、今年も日本に一時帰国する事が決定しました!
今年は5月16日〜年明けまで日本に滞在する予定です。
今まで会えなかった人たち、そしてお世話になった人との再会等、後から悔やまないようにしていきたいと思っております。  


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『夢を諦める年齢は?』  


夢をあきらめる平均年齢は平均24歳と言われている。
その半数は自分の才能に限界を感じたから、だというデータがある。
そして、
プロダンサーと言われる踊り手の平均年齢は27歳。19歳でプロのキャリアを始めた場合に関しては、34歳まででそのプロフェッショナルのキャリアを終えるのが平均だという。
ブロードウェイや、ブレイクダンス等の激しいダンス競技の場合は、第一線で活躍するのは20代後半で終わりを迎えるケースも多い。   

一般に野球選手等もそうだが、長く現役で続けている人に対してフォーカスされる事は多いけど、その辞めていった人たちが、どのようにしてそのキャリアを終わらせたか、という事は世間一般にはあまり表に出ない。辞めていった人たちも、おおっぴらに「私辞めました!」と言う人は少ないからだ。「辞める」という事に、何かとまどいや後ろめたさがあるからだ。そういった周りの風潮もある。
それに加え、体のキレも20歳をピークに衰えていく。30歳からは回復力も落ちてきて、それに合わせて年齢を重ねれば、受けられるオーディションも年齢制限によって受けられなくなるケースも出てくるのが現実。 

ダンスというものを現役で続けていく事が、どれだけ大変な事か。
これに気づいたのは、僕も本当に最近の事。


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『年齢のブレークスルーポイント』


テレビやネットで見た事もあるかもしれませんが、

 「80歳のおばあちゃんがストリートダンス!?」
や、
「天才6歳児の驚愕ダンス!」 

 等、通常では考えられないような年齢で、想像以上の表現を見せてくれる動画が話題となっているケースをたまに見たりした事がありませんか?

 ここで言える事は、
「年齢によって周りの見る目が勝手に変わる」
という事。

 踊りや、他の芸術もそうだと思うが、なぜその表現活動をしているのだろうか?
僕の場合は、踊りを通して人を感動させたいから。感動を通して、その人の人生を豊かにしたいから。3分のダンスだとしても、そこに1000人いたら、50時間分の人間の人生を共有できる事になる。 

   
本当に人が動くとき、それは心が動いたとき。
人を動かすのはルールではなく、感動。
   


希少性とは、「スキル」×「深さ」×「広さ」で構成される事があるが、それは自分で努力して、意識して獲得していくもの。しかしそこにプラスして、「年齢」というのも加味されるのではないだろうか?
 
年齢を重ねていく上ではどうなのか?
年齢という誰もが絶対通るその概念によって、見る人の前提が変わる。
 

つまり、僕が今している、激しい動き。
もしこの先40歳、50歳、60歳・・・100歳までできていたら、周りの人はどう思うか?どう感じるか?
例えば80歳になった時に人前で踊る機会があったとしたら、そこでお客さんが求めているのは、そのスキルではなく「その年齢でもできるんだ?!」という驚きと感動が多くを占めると思います。
ある時を境に、年齢のブレークスルーポイントがやってくる。

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『結局、今しかできない事とは・・・?』
   

年齢を重ねれば重ねるほど、体の機能自体は確かに退化していくかもしれない。しかしその一方で見ているお客さんの前提条件は変わってくる。
仮に同じ動きをしていたとしても、その年齢によって、見方が変わってくるいう事だ。しかもそれは、ある時を超えると、尊敬に変わる。

 その時にしかできない体の動きがあるんじゃなくて、
その時にしかできない心の動きがそこにある。 

 「年齢で区切る」事はもうやめよう。
恥をかくことを恐れる必要はない。 
 
「今しか出来ないこと」
つまり
「今、出来ること」
と正面から向き合ってみよう。
 
僕達は今、初めての人生を生きてる。
同時にこれは、最後の人生でもあるんだ。
 
本当に人が動くときは心が動いたときなんだ。    

【今しか出来ない事をする一つの方法】
今しか出来ないことしか無い事を知る