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【替えのきく存在になれ】

自分にしかできないことが必ずある。
そう信じて今までやってきて、今でもそう信じている。
だけどどうだ?今自分がしていることが誰も出来ないことなのか?

ダンスの舞台でも、おそらく他の仕事でも、組織として運営していくためには、一人では成し遂げられない事がある。そういう自分も基本的にはフリーランスとして活動しながら、時と場合によっては短期的に所属したりもしながら、移り変わって生きている。

その時に必要なのが、群舞で踊ることのできる能力。個性が一つだけ飛び抜けていることで、集団の中で浮いてしまうことがある。
舞台において、それは時に良く働く事もあり、時に目立ちすぎて、お客さんの目がそこにしかいかない事が生じてしまうリスクもある。
ニューヨークのラジオシティーホールにて、クリスマスの時期に毎年行われるクリスマススペクタキュラー、”ザ・ロケッツ”のショーでは、167cmから179cmの女性に限りオーディションが行われる。

そのショーの見せ場は、なんと言っても一糸乱れぬラインダンス。そこで多少の身長差などはシークレットブーツなどでカバーしながら、足の角度や高さなど、1cmも狂いのない、ピッタリ揃ったダンスを楽しみに来るお客さんも多い。

そこで必要とされる人材は
『替えのきく存在』
つまり誰がどの場所にいても遜色無いように踊れるスキルや個性が大切になってくる。

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来たるAI時代、代替可能の世界でどう生きるか?

この議論に関しては、もう多くの議論が交わされているので、詳しくは言及しないが、僕ができることは、

『感動させる体験ができるか否か』

だと思っている。
感動とは必ずしも良い側面だけではなく、時には辛く苦しい体験もあると思うけど、その中で人のココロに灯をともせるかどうか。

人によっては、環境問題に取り組んだり、人間が更に豊かに暮らせるようなシステム開発など、得意分野は異なるだろうけど、僕ができる、そして僕がしたいことは人の琴線に触れること。
なぜなら人間が心から本当に感動できるのは、人間からでしかないと思っているからだ。

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掛け替えのないのない存在になんてならなくていい

もうこれが答えだ。
生まれた瞬間からもう自分は自分でしかない。

無理に人と違うことをしようとしたり、誰かと比べて自己嫌悪になってしまったり、オリジナリティーを出そうとして無理に自分を偽って表に立とうとしたり、、、
結果的に体やメンタルに何かしら影響を与えてしまう人も近年を多く見られるような気がする・・・。

誰かにとって、社会にとって、何かにとって替えのきかない存在になるのは難しいし、ソレは自分で選べない。

だけど、自分にとってのソレ(替えのきかない存在)を見つけることは不可能ではない。
自分の本当に好きな事、好きな人、好きな物、好きな場所、
そう思える何かを一つでも、一人でも見つけることができたら、多分それは自分にとって掛け替えのない存在になるはずだ。そしてその結果として幸せに繋がるんじゃないか。

誰かのために生きよう、と自分が思える相手を見つける。
何かのために頑張ろう、と自分が思える事柄を見つける。

あくまでも自分がそう思えることが大事。

だってもうあなたはあなたのままで替えようない存在なのだから。