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【憧れる理由はそのことを『知らないから』だからこそ人は『憧れ』を目指すべき】

The reason we admire something is because we don’t know about it. That’s why we should aspire to admiration.
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踏み台になると決意した日

学校での活動を始めて10年。
ダンサーになる前はずっと教師になるのが夢で、大学で教員免許も取得したが、大学卒業の時はダンサーにも教師にもならず、なぜか飲食店の社員へ

しかし、ダンサーの夢も諦められずに退職し、渡米。NYでダンサーとして挑戦しようと決意。3年間日本にも戻らずに、とにかくダンサーとして生きていくためにオーディションを受けたり、日々の練習に励んでいた

挑戦できることは、何より充実した日々でもあった。一方で、自分の中でも、もう一つの夢も常に頭の片隅にあった。そう、それは教師になる夢だ

とはいえ、現実的にアメリカに住みながら、日本の子ども達に会いに行って何かを伝えるということはなかなか容易ではない。
だけど、やっぱりどちらも諦めたくはないという気持ちで、既存の『教員』になれないのであれば、学校に行って子ども達と触れ合うことならできるかもしれないと思って始めたのが、2013年から行っている学校講演会

「ダンスや芸術を学校内で見る」
という時間は本当に少ない。

その中でどうやって自分は入り込めるか。それを考えた時に、ダンスだけではダメだ、と思って始めたのが講演会だった。

人前で話すのが苦手で始めたダンスだったけど、もう一つの夢を叶えるための新たな挑戦でもあった
それまでは、アジア人のダンサーとして活躍するために、一つの椅子を取り合うために、他人を蹴落とす気持ちでオーディションにも挑戦していたけど(そういう気持ちじゃないと自分を保っていられなかった)、
今度は自分の経験や知識を伝えることで、自分を利用して他人をどうやったら持ち上げることができるか、という気持ちになっていった。

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ペルソナは中2の自分

ペルソナとは、商品やサービスを提供する際、主にどのような顧客に向けたものであるか、その具体的な人物像を設定すること。
ターゲットよりも更に明確なもので、性格や住んでいる場所、その時の悩みや家族環境など、更に細かく深掘ったものとなる。

そうなってくると、僕の場合は、
14歳で新潟の田舎に暮らし、部活も途中で辞めてしまって、将来をどうしようかぼんやりと考えてはいるけど、具体的に何も分からず、とりあえず与えられた宿題などをなんとなくこなしながら、近くのゲーセンへ通っている、特技や趣味なども特にない人見知りな少年、中澤利彦。

本当に何も考えてなかったけど、
そんな自分でも明確に覚えているのは、いつも学校には全校生徒の中でも1番早く登校していた。
別に早く行って勉強するわけではないけど、いつも教室に一番に着いて、窓から友達が来るのを眺めていた。
その理由は自分でも分からないけど、少なくとも学校が嫌いだったらギリギリに行くと思うので、少なくとも学校という場所が好きだったからだと思う

だから、家にいるより、学校にいる時間の方が多かった。そういう人も少なくないはずだ。だからこそ、学校内で出会う人は、自分の人生を大きく変える可能性がある


僕は大人になってそれ(人生を大きく変える可能性)になると決めた。
子ども自身にどうしようもないような問題を解決できるポテンシャルを持つのは、「教員」であり、その時に触れた周りの人々や環境だ。


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異端は、認められたら先端になる


慣れ親しんだ世界(コンフォートゾーン)から外に向かって出ていくことはとても勇気のいることだ。それが思春期であれば尚更、周りの目を気にして当然だ。
だけど、僕たちはどうだ?

不確実で変化の激しい社会を生き抜くためだからじゃない
見たことのない世界を見ると、選択肢が広がるからじゃない


それは後から分かるもので、実際に行動した自分と行動しなかった自分は現実的に比較できないので検証しようがない。
私たちは、過去をコントロールすることはできない。現状は、考え方次第でコントロール可能かもしれないけど、結局それは現状を維持することにつながる。もし、私たちの力で変えることができるとすれば、それは未来。

まだ何者かも分かっていない過去の自分に伝えたい事は、
「たくさんの人と会い、たくさんの場所に行き、たくさんの経験をしろ」

会ってみたい人に連絡をしてみて、行ってみたい場所に行ってみて、そしてまだした事のない事に果敢に取り組んでほしい。
その中でいつか本当にやりたい事や、居心地の良い場所、そして体験したことのない感動が待っているかもしれないから。
それは実は未来の自分から、今の自分へのメッセージなのかもしれない。

あなたはどうですか?⁡