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【ブルーオーシャン】

『ブルーオーシャン』

「ブルー・オーシャン」とは、競争相手のいない未開拓の市場ということ。

  先述させて頂いたように、2ヶ月で12都道府県を回りながら、25箇所の学校へ出向きました。
つまり
2日に1回は人前で踊ったり話したりしている事になります。保育園から、小中高大学生、また大人まで、多くの方に自分を表現する機会をいただきました。

もちろんそれぞれが自分にとって大切な舞台なので、それに対して打ち合わせや現場の下見なども全て同時進行で行いながら、になりますので、実際にはほぼ毎日現場に行っています。

ようやく少しずつではありますが、学校現場で活動する事を軸とした自分の生き方を表現できつつあるのですが、まだまだ自分の活動が知られていないのも事実。  

学校で活動するという事は、教育事業ではあると同時に、サービス業とも言えます。 見えないものを提供して、生計をたて続ける事は、それはまたエンタメや技術職、販売職などと同じ位置にいる事になります。

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2013年にアメリカでビザが取れて、プロのダンサーとして活動し始めた時に、一つの悩みがありました。それは、謝礼、ギャランティーの設定。
僕のようにフリーランスで働いている方には特に、条件や関係によって大きく変わっていました。  

今、その一つの悩みが、『学校講演』に対してのアプローチです。つまり学校講演費用です。 今現在もフリーランスで、ほぼ一人で活動していく中で、学校の条件も、内容も、全て異なります。同じ現場は一切ありません。なので、全ての講演はオーダーメイドで構成されています。音も毎回作成し、スライドを使用する場合は、毎回修正を加えています。
年齢や学校方針、場所、時間、子ども達の敏感な感性に少しでも響くように、当然ですが、自分にできる最大の準備をしながら望みます。  

ですが、学校は全国にあり、その時に自分がどこにいるかも分からない状況で、その費用負担は大きく変わってきます。そして学校の予算がそんなに大きく設けられていない事も事実。 ですので、その費用のお話も、毎回学校とお話して決定させて頂いております。 そこに基準はありません。ただ、過去の例をお伝えして、あとはお互いにどれだけ歩み寄れるか。  

この2ヶ月で、講演のお話の依頼を受けた所は100パーセント伺っております。どんな条件でも断っていません。この活動を継続できるようなスケジューリングをさせて頂き、学校に伺わせて頂いております。

昨年までは、この学校訪問の前の段階で、企画倒れになる事が多かった。だけどそれは大人の事情という子どもには関係の無い事情だった。  

だからこそ、こういう活動をする大人が多くないのだという事を体感した。  

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誰もやろうとしないこと、収益性もなかなか見込めず、継続することが困難なこの活動は、そう言った意味では、ブルーオーシャンであり、そもそも競争しようとこの舞台に立ってくる人が多くない。でもそこに大切なものがある。

僕に何が伝えられるかなんて、僕が判断できる事ではない。でもその前に、
うまく話せなくても、上手にコミュニケーションが出来なくても、
自信を持って、自分の生き方に誇りを持って話せる大人がどれくらいいるだろうか?

  1000人と出会い、その中の1人に何か自分の想いが伝わってくれたら最高。
だって僕たちもそうでしょう?今までの人生の中で、何万人、何十万人と出会った中で、本当に自分にとってかけがえのない出会いとなったと言える人がどれだけいるでしょう?  

そう思えば1000分の1でも超高確率。あとは、同じように1000人の、自分に誇りを持っている大人が伝え続ければ良いだけのこと。
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無限の可能性を大人の都合で止めたくない。
自分が子どもの時、ガキだからといって、大人に伝えてこられなかったように。

  タメになるお話や、人生を上手に生きるお話などは出来ないかもしれません。
だけど、少なくとも、
俺は俺で良かったなって思っている誇りを持っていきます。

贅沢ではないけど、豊かに生きています。
それは、これまで出会った人達が確認させてくれました。

  出会ってくれて本当にありがとうございます。そしてこれから出会う人も。
お話があれば、もれなく100%行きます。


与えられるものがあるうちは与えたい。
今できる事が、いつかできなくなる前に。