運命に抗う
7月になりました!
6月もたくさんの出会いとご縁で、楽しい月となりました。
6月は一つ、オフブロードウェイのオーディションを受けました。自分の専門外の課題も多くあり、オーディションは難を極めましたがなんとか最終オーディションまで勝ち抜く事ができました。が、最後の段階でコールバックは来ず。という事で結果は落ちてしまいました。
結果から逃げたくないし、結果が全て。
特にアメリカではそうと言われがちですが、僕は日本の方が結果に対しての執着が強い気が最近しています。テレビによくでる芸能人や、世界的に活躍するスポーツ選手、また文化人などに多くの尊敬と影響を受けます。
このオーディションを知った時、まず思った事
『自分ならできる』
でした。
その衝動が強くあり、受ける事を決意してから、3週間でダンス以外の練習(楽器等)を必死に行いました。結果は受かる事はなかったんですが、それでもできると心に決めてからそれに向けての努力をした事で、“もうちょっとの努力でできる”という事も改めて感じました。
『自分ならできる』
もしかしたら、これは大きな勘違いで始まった事だったかもしれません。でも、この考えを一番始めに抱く事は、大きな目標を達成する事に非常に大切な事だと考えています。
そもそもNYに来る前、海外のダンス事情なんて何も知らなかった僕がとあるYoutubeで日本人が踊っているのを見て
『自分でもできるかも』
と気持ちを抱いたのは確かです。
また過去に色々なオーディションを受ける時もその気持ちを持って向かいましたし、そもそも人と目を見て話す事もままならなかった自分(だからこそ身体表現を選んだ)が、講演を始めようと思ったのも、自分にしか伝えられない事があるかもしれない。そんな想いで始めました。
絶対自分ならできる、と心に決めて動き続けた時に、何か自分でも予期しない結果が出る時もある。でも結果っていうのは、運も当然つきもので、何度やってもついてこない事もある。だから結果は度外視して、まずは自分ならできるという勘違いを持つ事が、何かを成し遂げた人の共通ワードだと思っています。
たまたました事が、たまたま良い結果になる事もあるし、
どんなに人より強く願っていても叶わない事もある、むしろそっちの方が断然多い事実をまず自分で把握しておく事が大切だ。その中で、自分が望む結果を求めるわけだから、容易な事ではない。だから結果が出ないのが当たり前で、オーディションも落ちるのが普通で、希望通りになんかならないのが人生。
・・・だからといってそれに立ち向かわないのか、といえば、もちろんそうではないし、そうでない自分でもありたい。運命に抗う自分でありたい。
その時、日々思う事は、人と競い合う結果は自分ではどうしてもコントロールできない所が出てくるので、その前の段階、心ぐらいはコントロールしてやろうと。芸術と言われる、時間で計測できないものに関してはよりそうだ。
まずスタートは
『自分ならできる』
と勘違いする事。そう思う為の根拠や自信は、過去に自分が行ってきた行動から来るもの。それを支えるのは今日までの自分。
自分ならできる
から
自分だからできる
そう思える自分になるために、未来の自分を支えるために、今日も精一杯生かさせて頂きます!