【ダンスを始めた理由】
渡米して10年。最初の2年間は学生だったので、プロのダンサーとして活動してから8年くらいが経ちますが、今でも質問を受ける第一位がこれ。
どんな仕事をしている人にも、何かしら始めた理由があったはず。
学校で活動していると、子ども達も聞かれたりもするし、
自分で講演をする時にも必ず伝えます。
改めて言うと僕の場合、
人と目を見て話す事ができなかったから。
だから、身体表現という自己表現が、喋る必要もないし、人の目を見る必要もない。
舞台の上で自分を演じさえすれば、普段と違う自分になれる。
これが大きな理由。でも今はまわりまわって、人前で話すお仕事も頂けるようになりました。
ダンスを通して、自分の成長を感じる事ができて、
ダンスを通じて、お客さんに反応や拍手をもらったら、
自分に少し自信が持てるようになりました。
そんな経験をしたからこそ、それを伝えたいと思い、今こうやって活動しています。
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【モテたい?】
「モテたいからダンス始めたんですか?」
と聞かれることもありますが、僕の場合はキレイゴトじゃなく、そんな理由は1ミリも無い。
モテたいんなら、多分ダンスしません。
頭でかいし、身体能力も並、身長体重も日本人平均。
そんな僕に向いているものはもっとあると客観的に見てもそう思う。
そもそも、モテるとは何なのか。
男女でも異なると思いますが、
モテる=ギャップがある
主観ですが、僕の見解。
そして、僕自身が惹かれたり、魅力的だと思う人は、そういった人が多い。
ダンスや舞台で活動しているので、アーティストの知り合いも多い方だと思うが、
舞台で思いっきり表現する姿に僕は魅了され、素敵だと感じる。シンプルに好きになる。
時には嫉妬もするし、悔しいと思うことも。
舞台の上でどんな変顔をしたり、滑稽な動きやセリフがあったとしても、
その場所で全力で輝いている人が好き。
家で飲んだくれてベロベロになっているお父さんも、いざ仕事になると
「かっこいいー!」
と言われる事も多いのではないだろうか。
10代だろうが、親父であろうが、おじいちゃんであろうが、
年齢に見合った魅力がある人はどの年代にも存在する。
ちなみに頭のデカい人は、舞台では特に顔を覚えてもらいやすいので、むしろ長所だと誰かが言っていました。
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【今を信じた代償】
今本当にしたい事を貫き通した時、
誰かと反発して、1人になる事もあるだろう。
目の前の事になりふり構わず一生懸命になった時、
周りが見えなくなって、1人になる事もあるだろう。
何かを曲げないと言う事は、
誰かを傷つけて、泣かしてしまうかもしれない。
自分を曲げない代償は必ずある。
でもそれも自分で決めた事でしょう?
僕自身も大人になり、金色の衣装と光る靴を履きながら、ピンクや青の髪の毛で踊っている自分がいる。
小学生の時はこんな大人になるなんて、夢にも思わなかった。
普段は陰キャラです。
クラスの中でも、キラキラしている1軍グループを横目で見ている、隅っこの人間です。
仲が良くなればなるほど、喋らなくなります。
でも、それは僕自身の芯(真)に近づいている証拠
#口数少なくなったと思ったらそういう事ですので!
今だって1人じゃなければ、人に気を使いすぎてしまったり、変な遠慮をしてしまったり。
だから、僕の場合は、
人の目を気にしなくなったわけじゃなく、自分で一人になる環境を選んでいるだけ。
でも、
今を信じた代償が孤独だったとしても、もっとすげぇ景色が必ず待っているはずだから。
オンラインが進んだ今、
人と触れ合う事の大切さと、
1人で生きていく事の意味を同時に味わっている。
その人が普段どんな生活をしているかなんて関係ない。
そのホントの瞬間にだけ輝いていれば、それだけでいいじゃん。