もはや最近のライフワークとなっている学校との関わり。2013年から地元の学校から始まり、少しずつ繋がりが出来てきて、今は各地域で活動させてもらっています。
まあ、好きじゃなければ続かないですよね。ずっと学校の先生になりたかった自分は、今はフリーランスのダンスパフォーマーとして、学校現場で子どもたちと過ごしています。
色々な関わり方があって良いと思いますし、なければ作るしかない。
海外に住みながら、これだけ日本に帰ってくる時に活動している人は、客観的に見ても多くはないと思っています。だからこそ自分にしか伝えられない事があると信じています。それは、みんなと同じく『挑戦者』だということ。
試行錯誤しながら、悩みながら進んでいるからこそ、教える立場と教わる立場の壁が薄くなる。それによって、温度が伝わりやすくなる。
人生が変わるきっかけはいつ訪れるか分からない。
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安定を求めると、また不安定を求める
「安定した生活を捨てて、よくNYに行きましたね・・・?」
講演などをした後に、よく聞かれる質問・感想。
大学を卒業して、飲食店の店長をしていた時は、確かに毎月ある程度決まった給料が振り込まれて、年に2回のボーナスも支給されていた。新卒にしては給料も悪くない方だったと思う。家賃手当も出ていたり、残業代も(最初は)出ていた。
毎日仕事で、遊ぶ余裕もないので、使う時間もない。なので自ずとお金はたまっていった。
3年で辞めてしまうことになったが、結果的にそれを渡米資金として貯蓄する事ができた(留学生は最低でも200万円前後の銀行残高を留学先の学校に提出必要がある)
仕事は忙しかったものの、安定した生活を捨てて行ったことに違いはない。
「一度きりの人生好きなことをしたい」
「大学時代に夢中になっていたダンスにもう一回挑戦したい」
そんな気持ちもあったにはあったが、実はそれ以上にあったのが、
『今の生活から抜け出したい』
心からやりたいと思えない仕事に自分の命を削ってしまっていたことに、「仕事だからしょうがないよね」という頭で理解しようとする事に身体が耐えきれなくなっていた。
結果、体調も崩し、毎日に生きがいを持てなくなってしまった25歳の男性は「ダンスに挑戦したいから」という無理矢理な理由を作って仕事を辞める事になる。本当ではあるが、実際の所は現実から逃げ出したいという気持ちもあった。
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等価交換の原則
等価交換とは、価格や価値の等しいものどうしを交換すること。何かを得ようとするためにはそれと同等の対価が必要。人は何かの犠牲なしには何も得ることができない。
某有名錬金術漫画の有名なセリフですね。
大きなことを成し遂げたいと思ったら、自分にとって大きなものを捨てる必要がある。
海外で住んでいる、というだけで日本に戻ると凄いと言われることも多く、そこでダンサーとして生計を立てているということが、住んだ事が無い人にとっては特に、未知の世界ゆえに想像もできないのだろう。
2010年に初めて渡米した時は、1年で帰る予定だったものが、少しずつ繋がりが出てきたり、もっとできるかもという気持ちも芽生えてきたりして、結果11年。(進行中)
※当然それまでしてきた仕事はやめ、家族や友人とは離れ離れになり、金銭面や精神面の安定さもなくなる。
ある程度ダンサーとして活動できると感じてから、昔からの夢だった学校の先生にどうやったら自分なりに関われるかと考え、2013年から母校で活動を開始。最近は日本とアメリカで半分半分の生活をしながら、自分が好きな学校という空間にも携わらせてもらっている(進行中)
※日本での活動が増えてくると、アメリカでのオーディション等も受けても長期的な仕事ができないため、フリーで活動できる職種にある程度限定される。
今は、少しずつではあるが、その方法も少しずつ見えてきて、ゴールへの道筋も分かってきた。さて、次はどうする?
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答えが分かってしまったゴールを目指すかどうか
目的地を決めて、そこから逆算して計画を立てる。
多くの成功した人の共通点とも言われるこの逆算思考は、変化の激しいこの世の中でも大切な事。ただ、頑張れば達成できるかもしれない未来を見るのと同時に、想像できない未来も見たくはないか?
職業ダンサーとして生きていく方法は掴んだ。
日本で活動する方法のビジョンは見えた。
次はそれを繋げる『何か』まだ分からない。存在しないかもしれない。だけど、それを創っていく。
既存の組み合わせかもしれないし、まだ見ぬ新しいものかもしれない。
不安定の波に自ら入っていくのに、その中で安定した波を掴みにいく。不確実な未来に望んで進んでいくのに、確実な道を探して歩いていく。
そして、一度安定期に入ったら、また不安定な所へ進んでいく。僕たちは効率的で、将来性があり、ワリに合う仕事や将来を選びがちだ。だけど、一番大切なことは、自分がドキドキするかどうか。の1点。
エンタメ・教育・海外、自分の今まで挑んできた壁の更に向こう側に行けるように、新たな島を目指して進んで行きたいと思います。
具体的な何か、はまだ漠然としているけど、日本⇄海外⇄旅は大きなキーワードになりそう。
今までしてきたことと、そして、してこなったことにも誇りを。今回はそんな決意表明とともに。