あの頃に戻りたい?
最近は有難いことに、毎日それなりにやることがあって、贅沢ではないけどある程度自分の好きなものを食べる事ができている。
ふと、そんな日常から日々から離れて、このニューヨークでの2020年の時の事を思い返してみた。
ニューヨークの街から人がいなくなり、外出することさえままならず、文字通り強制ステイホームが続いた日々。
人気が少なくなった夕方を見計らって、外に出て走る。ジムや公園なども閉まっているためとにかく走る。
ただ、交通量は減り、排気ガスも50%以上削減され、街の空気は驚くほどに澄んでいたのを鮮明に覚えている。
確かに治安は悪くなり、色々なニュースで世間を騒がせたかもしれない。
状況が落ち着いたら、状況が好転するかと思えば、犯罪率はむしろ大幅に上がっている。
加えて、2021年からNYでは嗜好用大麻(マリファナ)の使用や所持を合法化合法となり、2023年には一般の人でも気軽に購入できるように、州の認可を受けた初の販売店が設置された。
もちろん日本では違法で捕まります。
一概には言えないのですが、大麻を合法化することで、犯罪率が低下すると言う人もいますが、少なくとも普通に歩いていたり、家の窓を開けているとあの独特の匂いが外からしてきたりが日常。
だから、今この状況が3年前のロックダウンの時と比べたら良いか、と言われたら全てがそういう訳ではないかもしれない。だけど、あの時にしか感じる事ができないこともたくさんあったのは事実。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
キャリアの8割は偶然の出来事から作られる
スタンフォード大学の教授のキャリアに関する理論に「計画的偶発性理論」と呼ばれるものがあり、
「個人のキャリアの8割は、予想していなかった偶然の出来事によって決まる」
との事。
多くの人が好きな事をして生きていきたい、やりたい事を仕事にしたい、と思う。
その中で働く人はざっくり以下の3タイプ。
・好きを仕事に派:「自分はこの仕事が大好きだ!」 と感じながら仕事に取り組むタイプ
・情熱派:「この仕事で社会に貢献する!」 と思いながら仕事に取り組むタイプ
・割り切り派:「仕事は仕事」 と割り切って日々の業務に取り組むタイプ
もし好きな仕事に就けて最初のうちは喜びを感じられたとしても、現実はそれもいつかマンネリになってしまい、当初持っていた情熱は薄れてしまう。情熱は薪をくべ続けなければいつか消えてしまう。これは自然なこと。
そして、さらに細分化すると、下記の2タイプの人が存在する。
・好きなことを仕事にするのに向いてる人
・好きなことを仕事にするのに向いてない人
実は好きな事を仕事にするのが良いと言われがちだけど、そうではない場合もあるのかもしれない。
自分が
「好き」
のその先に何を求めているのかによって、変わってくる。
お金を稼ぎたいのか、時間が欲しいのか、他者貢献し続けたいのか、ストレスなくずっと暮らしていきたいのか。
僕の場合は、過去の自分に伝えたいことがある。
他人とは比較できないけど、自分とは比較できるから。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
自分の愛することを仕事にすれば、生涯で1日たりとも働かなくて済む
そもそも誰かに認めてもらえなくても幸せになれるのが、好きなこと。
踊る事だって、もちろん体力や筋力は変わっていくけど、それ自体は苦ではない。
学校に行って子ども達と触れ合うことも、実現するまでに大変なこともあるけど、何かを伝えている時が生きがいを感じる瞬間だ。
また、色々な場を作ったり、誰かと繋げたりするのも、
その人にとって一生のターニングポイントになるかもしれない瞬間に自分が関われる事は、何事にも変え難い。
好きを仕事にできたらその先は?
あの頃に戻った時に、一番熱中していたことは?
自分のテーマを掲げよう。
まずは今ある日々を幸せに生きる。
そのためにはある程度好きなことする時間を多く生きた方が可能性は高くなる。
それがある程度叶ったら、ビジョンを達成するために、人生を選択していく。
それから、
経営理念、人生理念(ビジョン)、自分の大切にしたい事を、これから成し遂げたい事に向かって進んでいく。
それは今の延長上にあるかもしれないし、まだ見えていないかもしれない。
だけど、今の状況に甘んじることなく、常にその先を見ておく事が大切。
僕はその先にあるものは、伝え続けること。踊り続けること。その為に日々の鍛錬や生活を整えていった先に、まだ見えない到達点が見えてくる、かもしれない。