9月になります!
NYはもうかなり暑さも和らぎ、長い冬の始まりを告げようとしています。NYは青森と同じ緯度で、寒さ的1年の半分以上は冬と言われています。しかもマンハッタンは特に川に挟まれており、強いビル風も吹き、体感温度は更に低くなります。でもNYといえば冬のイメージがあります。ハロウィン、サンクスギビング、そして綺麗なイルミネーションのクリスマス、そして世界で最も有名?なタイムズスクエアでのカウントダウンとイベントが続きます。観光客が一番多くなるのもこの季節です。
ちなみにここに投稿してあるyoutube動画なのですが、クラウドファンディングのありがとうビデオになります!サポートして頂いた方はもちろん、初めて聞いた方もぜひぜひご覧になってみてください!
★日本の子供達へ夢や可能性を伝える講演活動をしたい!~From NY~
https://readyfor.jp/projects/toshi-japan-tour
再生条件:パソコンはGoogle Chrome、Android端末はYouTubeアプリが必要
iOSは順次対応のこと。ちなみにIEで見ると単なるパノラマ動画です(マウスで動かすことができない)。
Android からの再生方法
http://www.appbank.net/2015/06/18/iphone-application/1042218.php
さて、NYに戻ってきてから、2ヶ月弱になります。日本で出会ったご縁で、ここNYでも色々つながり、また新しい事にチャレンジしている最中です。と同時に毎日のルーティンワークを欠かさないように心がけています。目標が遠い時には、形になるのに時間がかかるため、日々のモチベーションを維持するのはかなり大変な事なのですが、大きな物を手に入れる為に今はそのピース集めの時期でもあります。多分ここが俗に言う、頑張り時なんだと思うので、ここは『頑張り』ます!!来月の始めにはまた新しい自分の可能性を広げるであろう、イベントが待っているので、その時の準備をしっかりしていきたいと思います。
最近、改めて自分の進むべき道を考えています。ダンスもそうですし、それ以外の人生の進みかたもそうです。
ところで、、、
ジェネラリストとスペシャリスト
聞いた事があると思います。時間は有限で、全てを得る事はできないし、でもできるだけ多くの事を得たい。でも24時間の中で何を選択して1日をデザインするか。それが1日、1週間、1ヶ月、1年となり、10年たつ頃にはそれが自分を構成している。何かを得る為には何かを捨てなければならない。
色んな事に興味を持つ事は良い事だ。だけど、それによって1つの専門性を持つ事を捨てる事になってしまう。
一つの事を突き詰める事は良い事だ。だけど、それによって多角的に視点を持つ事を捨てる事になってしまう。
僕の場合、やっぱりダンスで考えた方が早いんだ。
2003年4月に大学で始めたダンスも、3年のブランクも加味しても、気がつけばダンス歴も10年目に突入している事に気付いた。色んな経験をして、今も一つの事を続けている事は、周りから見たら、スペシャリストに見えるかもしれない。けれど、自分の中では実は違っていて、ダンスという広いカテゴリーの中ではジェネラリストだと思っている。
ダンスを始めた時は、そんな事を考える事もなかったし、ただ先輩や友人の動きを真似て、ついていくのに精一杯。新聞配達の住み込みで働いていた僕は、朝2時には起きていたので、授業はほぼ寝ていて、その分部活後は家のリビングで練習w バイト中も毎日流れる曲に合わせて基礎的な練習ずっとしていた。 通学中だろうが、どこでもとにかく目の前にあるものをこなしていた。
ただ、こちらに来てから、ただやみくもにやるだけでは突出できないと思い、この事を考え始めた。
創作ダンスから始めた僕にとって、もはやジャンルの区別はなく、ダンスのジャンルという固定概念は他の人より少なかったように思われる。しかしながら色々考えて、ある時、やはりダンスの中でもスペシャリストを目指さなくては、と考えた時期もあった。つまり、ダンスの中でもジャンルを絞って練習するという事だ。一概にダンスと言ってもたくさんの種類があり、それぞれのジャンルでバトルも行われている。
でも、その道のスペシャリストを目指すのであれば、それ以外を捨てる必要があった。1日8時間練習し続けて、職人技にまで到達した達人がたくさんいる中で、自分のダンス歴、ブランク、色んな事を考えたら、それでいいのかと迷いもあった。その時に相談した先輩に、
色んな事を出来る事を自分のスペシャルにすればいいのではないか
と言われ、それにすごく自分の中でしっくり来た。
だから『ダンス』というカテゴリーの中では、色々な動きを一通りできる、という事が僕のスペシャルになっている。と自分では思っています。それぞれのジャンルは65点で、成績で言えば、Bくらいかもしれないけど、それを平均的に取れる事が逆にスペシャルなんだ。あとはその組み合わせで、100点以上のものを捻出するんだ。
その『ダンス』という枠を超えた活動が講演だったり、他ジャンルとのコラボレーションだったり。近年はそういう活動も行ってきている。
僕の場合はそれはダンスだけど、他の人ではどうなのか?これはただしている事が違うだけで、考え方自体は似ていると思っています。
どっちが大事なんて決められないし、僕のあまり好きでない良い方をすれば、
状況による、人それぞれ
というのも事実。
https://www.linkedin.com/pulse/20141210151331-3090630-generalists-vs-specialists-who-owns-the-future
英語だけど、おもしろいコラムを見つけた。そもそもジェネラリストとスペシャリストのどちらがこれから大事かなんて、決める事は不可能だと。ここでもit depens(その時の状況次第)と言っている。またこれを決めるのは、チョコレートアイスと、バニラアイス、どちらが好きか、という事を決める事と似ている、とw。
じゃあどうすればいいのか?と思った時に、そこに正しい答えを出す事は不可能だと思っています。みんながそれぞれ専門的な事ばかりしていては、歯車が合わないし、でもみんなが平均点だけならば、そこにクリエイティブな新しいものが生まれる可能性が少なくなる。
確かに状況によって、自分を変える事も必要になってくるのは事実で、例えば会社に入ったら、郷に入ったら郷に従え。という事で、そこのルールの中で自分が出せる個性を発揮しなくてはならない。じゃなければ秩序は崩壊してしまう。国間でも文化が違う、日本人だからと言って、日本の常識のままで海外に乗り込むのもちょっと違うのではないか。それがどうしても嫌なのであれば、個人でフリーランスで自分のしたい事を創っていくしかない。
僕が思うにここで大事なのは、
どんな状況でも変わりのきかない存在になること
だと思っています。しかもそれを決めるのは他人じゃなくていい。自分がそう思っていればそれでいいと思っています
「自分の変わりなんていくらでもいる」
と自分自身で思ってしまったら、それは少し寂しいですよね。
僕の場合も、ダンスだけで言えば僕と同じ振り付けを教えて、同じ曲で踊れば、僕より更に上手に踊る事が出来る事ができる人はたくさんいる。でもそこに自分が持っているものを上乗せしていくと、自分にしかできないオリジナルが生まれる。それはダンスというジャンルを飛び越えて発生するものだと思っています。3年のブランクだって、その間に培った、マネージャー職としての経験は、ダンス以外の場面で非常に活きています。実際のパフォーマンスなんて数分で終わってしまう。そのために毎日練習を重ねてその数分に爆発させる。でも全ての時間をダンスに注げる訳ではない。練習時間だって、1日5、6時間もできるわけじゃない。でも踊ってない時にでもアイデアを考えたり、動画を見たり、showを見に行ったりと、感性を磨く活動もとっても大事だ。それ以外にも食事、睡眠、移動時間など、生きてく上で必要な時間の方が多い中で、自分の過去に行ってきた活動は非常に助けになる。
大切なのは実際踊っている以外の時間の使い方だと思うし、それはダンスだけしかしていない人からしたら、考えられない視点からも物事を見れるということだ。今の自分の経験をできているのは、自分しかいないのだから。それだけですでにオリジナル。自分の今まで生きてきたものの中で、出来ることを精一杯やる。それだけで尊い行為で、それを続けた結果、形になる時がある。それを成功というのかもしれない。でもどうせ、その先にまた新しい目標ができて、終わりなんてないんだけど、それも分かってるんだけど、それを継続できた人こそが、何か大きな物をつかむんだ。自分のしていること誇り(プライド)を持って進んでいきたいと思います。
やらなきゃいけないことをやるだけ。そうすればうまくいく。
You do what you must do and you do it well.
-ボブ ディラン
本当はシンプルなのに、複雑にしているのは自分達なのかもしれませんね。